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【クラウドファンティング目標達成のお礼】G-YLC教員 平島一輝 特任助教 「フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発」

 本学高等研究院・大学院連合創薬医療情報研究科 平島一輝 特任助教が3月14日から開始したクラウドファンディングが、寄附募集を4月28日をもちまして終了しました。

 45日間で、452名の方から総額9,583,000円のご寄付をいただきました。当初の目標金額を大幅に上回るご支援をいただき、第二目標金額の800万円を達成することができました。温かいご支援をいただいた方々および本プロジェクトの周知等にご協力いただいた方々に、改めて深く感謝申し上げます。

◆クラウドファンディング概要

 平島特任助教は、がんの特殊なエネルギー代謝を標的とした、効果的で副作用の少ないがん転移抑制方法の研究に取り組んでいます。 現在の一般的な抗がん剤治療では、脱毛・吐き気・貧血・倦怠感などの副作用が強く出ることがしばしばあります。この副作用が原因で、治療を続けることができなくなったり、生活の質が著しく低下してしまうデメリットがありました。 また、このような辛い治療を行ったとしても、最終的には複数の臓器にがんが転移してしまい、もはや治療を続けることができなくなってしまうという問題がありました。

 平島特任助教の研究グループは、これまでの研究によって、フキノトウに含まれる「ペタシン」が腫瘍の増殖と転移を抑制でき、さらに副作用が極めて少ないという特筆すべき特徴を持った物質であることを発見しました。 しかし、ペタシンはまだ実験段階の化合物で、実際に治療で使える薬剤を作るためには多くの実験検証が必要です。研究を前に進める資金が必要であるため、今回クラウドファンディングの実施に至りました。
 詳細は下記プロジェクトページをご覧ください。

プロジェクトページ https://readyfor.jp/projects/fukinoto